当社の出店戦略は、「確実な需要の見込める市街地」として、東京・埼玉・千葉・神奈川の1都3県の市街地・人口密集地をメインターゲットとした、「高密度集中出店（ドミナント出店）体制」を基本としております。出店エリアを絞ることで、地域に根ざした物件情報網に基づいた良質な物件の確保と的確な出店判断を行うことが可能となり、より確実な店舗網の拡大を可能としております。

出店規模としては、敷地面積が1,000坪以内となる立地にはSM単独型、8,000坪以内の場合はSM・HC複合型、8,000坪超の場合はショッピングモールという基準に加え、都心部で500坪以内の場合は小型SM、さらには出店コストを抑制できる“居抜き” 物件への出店というように、立地とスケール、条件に合わせて柔軟な出店を行えるよう、戦略的な出店体制を構築しております。

また、出店にあたっては、一店一店の効率性・地域性を重視し、売場構成・品揃え・店舗サービスなどの店舗づくりにおいて、出店地域に合わせた柔軟な店舗フォーマットを採用し、店舗の収益面を最重要視した無理のない出店を行っております。

この「高密度集中出店（ドミナント出店）体制」を基本とすることで、物流面でも大きなメリットを享受しております。すなわち、店舗の展開エリアを密集させることで、物流関連業務に掛かるコストを最小限に抑えたローコストオペレーション体制を構築しております。

当社の物流センターは専門業者への委託により運営されており、物流コストの抑制及び配送の効率化のためSM事業とHC事業を一本化した運営形態としております。さらに、一部商品においてはDC（ディストリビューションセンター）型の運営形態を導入するなど、一層のコスト抑制及び効率化に向け進化を続けております。

今後、店舗数の増加などに伴って物流機能はますます重要となってくることから、店舗における作業効率の改善も含め、さらなる物流体制の整備・強化を進めてまいります。